劇団宇宙の森 2017本公演『感謝と振り返り』
劇団宇宙の森第22回公演「愛を墓場まで」が終了いたしました!
寒い中、たくさんのご来場、誠に誠にありがとうございました!
台本が長すぎる&演出家が来ない、から始まり、台本大幅改訂&演出家交代、さらに稽古期間中のキャスト変更を経て、11月19日に幕が上がり、無事幕が下りました。
思い起こせば結構事件のあった公演だったな(笑)
そういうの嫌いじゃない(笑)
本番が終わって少し経ち、気力体力がだいぶ回復してきたので、この公演の振り返りを少ししようと思います。
作品全体について
今回は、宮廷ドタバタドラマでした。
テーマは"母の子に対する愛"、と僕自身解釈してます。
全体的に多人数のシーンが多く、そしてそれらのシーンは段取りが多くて。。。
頭では覚えているものの、なかなか体が反応してくれなくて手こずりました。
段取りをこなすのにこんなに不安になった公演は初めてかも。
家でも会社でも何回も段取り確認をしました。
その甲斐あって本番ではひとつしか間違えなかったよ。
今回は久々に団体芸ができるということで稽古が始まる前までは愉しみにしてたけど、公演を終えた今では、面倒なのでもう二度とやりたくないって思ってます。
役について
今回は元暗殺者の「庭師」の役でした。
台本を読んだ感じでは少しクールで一匹狼的な役かなと思い、稽古序盤はその方向で作ろうとしてたのですが、演じていてどうも違和感があって。
"この作品においてこの方向は間違ってる"と第六感的なものが働いて、しばらくは別の方向性を模索する日々が続きました。
結局役の方向性はこれで大丈夫と思えたのは、スタッフ見せのリハーサルが終わったぐらいかな。(本番2週間前)
『宮廷はようやく見つけた"自分の居場所"。だから、ここから去りたくない』
つまり、
『今を変えたくない』という感情が庭師の行動の裏には常に流れている。
そこがわかってからとても演じやすくなった気がします。
今回はキャラが一本調子にならないように「この人物はこういうことはしない」ではなく「この人物はこういうこともする」ということを特に意識して稽古に臨みました。
あと意識したことは、自分で制限をつけずにとにかく色々試すということ。
割と演出家が自由に泳がせてくれたので、稽古がとても愉しかったです。